今日は「フィルムカメラの検品」について説明します。
だんだんと具体的な内容になってきましたね。
思いつきで書いてるため、順序がバラバラになっていますが、
私の記事全体を読んでいるうちにだんだんと雰囲気をつかんで行ってもらえたらと思います。(一つ一つの記事は短いので笑)
主に調べるのはシャッター、露出計、レンズの3つです。
シャッターはまずシャッター速度をチェックします。
1秒がちゃんと1秒になっているか?
古いものだと粘りがでて、1.5秒くらいになっていたり、
途中で止まってしまうものがたくさんあります。
最初のうちはストップウォッチなどで計ってもいいかもしれません。
1秒以上のスローシャッターも同じようにチェックします。
そして中速、高速域はちゃんと変化が感じられるかをチェックします。
正確な速度は専用の機械を使わないと計測できません。
ですが、そこまでシビアな数値はフィルムカメラに求める人は多くないです。「おおよそ正確な速度」でOKです。
次は露出計です。(もちろん搭載してるモデルのみです)
露出計はまず適合する電池を用意して、
動作するかチェックします。
そのあとで、目盛り(メーターや数値)が、
明るさに反応するか?
シャッタースピードに応じて変化するか?
絞りに連動しているか?
を判断します。
最後にレンズです。
レンズにはコンディションを左右する要素がいくつかあります。
カビ、曇り、傷、セパレーション(バル切れ)、塵。
絞り羽の動作感、ヘリコイド(ピント合わせのリング)の動作感。
まずカビや曇り、傷、塵は素人でもわかると思います。
カビや曇りや塵は「中玉」と呼ばれる、中のレンズに生じることが多いです。
聞き慣れないのはセパレーション(バル切れ)ですが、
これは中のレンズを接着している接着剤が経年劣化して白くなったり、
曇りを生じるものです。
ネットで「レンズ バル切れ」などで検索していただければ、
出てくると思います。
絞り羽とはレンズ内部にある、光量を調整する薄い金属の幕です。
これがスムーズに動くかチェックします。
あとはヘリコイド(ピントリング)の動作がある程度重さがあるか?
古いものはスカスカで抵抗がないものがあります。
これだとピント合わせがやりづらいのでちゃんと説明欄に書いておきましょう。
かなり具体的な作業マニュアルになってしまいましたが、
基本的なチェック内容は以上です。
最初は難しく感じられるでしょうが、
すぐに慣れてしまうので、問題ないです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ざっと全体像を把握したら
まずは”できそうな作業”から着手していきましょう!