カメラ転売のやり方

カメラ転売の検品|徹底解説!【ボディ編】

「フィルムカメラのボディ」は機種ごとにさまざまなバリエーションがあるため、
初心者は非常にとっつきにくく、苦戦するかと思います。

本記事では、多くのフィルムカメラボディに共通する機能だけを抽出して、
効率よく、ボディの検品について学べるようにまとめています。

本記事を参照すれば、迷うことなく、カメラの検品を行うことができるようになると思います。

カメラボディの検品 【ボディの各パーツについて順番に解説!】

カメラの検品は、大別すると「レンズ」と「ボディ」に分かれます。

今回はボディの各部位の検品を順番に解説していきます。

シャッター

まず、最初にチェックすべきは、一番重要な機構である「シャッター」です。

私もカメラが届いたら、真っ先にチェックします。

レバーの動作感、シャッターの動作感

まず、最初にチェックするのは、巻き上げレバーです。

・スムーズに動くか?

・抵抗感がないか?

・ガタつきがないか?

をチェックします。

故障していると、正常に巻き取りできず、
途中で止まってしまうことがあります。

また、一回でちゃんとシャッターチャージできるかもチェックしましょう。

※シャッターチャージとは?
シャッターを切るための力を溜めること。
不十分だとシャッターが作動しない。

しっかりチャージできたら、
リリースボタン(シャッターボタン)を押して、

空シャッターを切ってみましょう。

その時には、

・ちゃんと軽快に動作するか?
・一眼レフの場合、ミラーはちゃんと動作しているか?

などをチェクします。

シャッタースピードの確認

シャッターが動作することがわかったら、
次はシャッタースピードをチェックしましょう。

【シャッタースピードの基礎知識】

基礎知識として、「1/2000」は1/2000秒のことで、比較的早いシャッタースピードです。

逆に「1/30」、「1/8」、「1/4」というのは
それぞれ、1/30秒、1/8秒、1/4秒ということですから、
低速の部類になるわけです。

また「1」、「2」「4」「8」というのは1秒、2秒、4秒、8秒ということでさらに遅いシャッタースピードになるわけです。

4秒間も露光しているわけですから、その間に動かしてしまうとブレブレになってしまうような速度です。

【検品の手順】

まずは高速シャッターから見ていきましょう。

そして、段々と速度を落としていきます。

その時、段々とシャッターの間隔が遅くなってくるかをチェックします。

つまり数値に応じて変化しているかをチェックします。

そして、特に低速部分で、シャッターが途中で止まってしまわないかをチェックします。

スローシャッターの粘り】

フィルムカメラの場合、約3~40%は途中で止まってしまうと考えていいでしょう。

あと、よくあるのが、途中で止まるほどでないが、
粘ってしまい、閉じるのに時間がかかってしまうケースです。

1秒がちゃんと1秒に近い時間で切れるのかをチェックしてください。
(不安な場合はスマホのストップウォッチを使いましょう)

1秒が一番わかりやすいと思います。

絞りと連動するか?

これは余裕があったらでよいです。

レンズの検品にもなるのですが、

レンズをボディに装着して、絞りを絞って、

シャッターを切ってください。

本来ならば、シャッターが切れると同時に、

レンズの絞りが設定した値まで絞られて、

瞬時に戻ります。

この連動がとれているかをチェックしてください。

精度について

よく質問されるのが、「どこまで厳密に速度をチェックしたら良いか?」です。

答えを言ってしまうと、「大体の精度でよい」です。

フィルムカメラは、どの個体も古いので、ほとんど正確なスピードでは切れません。

もし購入者が厳密に使いたいならば、

買った後にメンテナンスに持ち込んで調整するだろうし、
すでに調整済みのものを買うので大丈夫です。

われわれ転売屋は修理屋ではないで、
そこまで精度を求められることはありません。

実際、私は、シャッターに関してクレームをもらったことはありません。

何百回も取引してもそんな感じです。

概ねの状態がわかるように記載しましょう。

外観のチェック

サビ、凹み、破損がないかチェック

シャッターの確認と同時に行っていただきたいのが、

外装のチェックです。

チェックすべきは、

・サビがないか?

・凹みがないか?

・破損箇所がないか?

です。

ざっと確認して、説明文に書くべきことがないかチェックします。

とはいったものの、
外装に関しては、綺麗な写真さえ撮れていれば、
購入者はコンディションがわかるので、

あまり神経質になる必要はありません。

ファインダー

腐食、カビ、ゴミの混入をチェックしよう

次にチェックするのは、ファインダーです。

カビやゴミのチェックはもちろん、腐食がないかもチェックしましょう。

腐食とはプリズムに貼ってあるミラーがボロボロに劣化してしまった状態です。

OM-1のファインダーが良くなりやすいです。

【参考画像】

もし問題があれば、スマホで撮影

ファインダーの状態は、普通のカメラでは撮影できません。

なにか問題があれば、スマホのカメラをファインダーにくっつけるようにして撮影しておきましょう。

それを商品画像にアップすれば、バイヤーの不安事項を取り除くことができます。

セルフタイマー

セルフタイマーがついているモデルは一応、動作するかチェックしておきましょう。

ただ、シャッターが動作するものはセルフタイマーにはほとんど異常はありません。

セルフタイマー単独の不良はあまり見受けられないです。

ミラーの状態

ミラーには、よく細かい傷がついています。

またほこりが乗っている場合もありますので、
その場合は、軽くダスターで大きなゴミを取り除き、

液晶用クリーナー、綺麗なメガネ拭きなどで掃除します。

とはいっても、よほどひどい状態でない限り、

ミラーの傷は視界にほとんど影響しません。

モルトの状態

フィルムカメラのほとんどはこのモルトと言われるパッキンが劣化しています。

スポンジ状のパッキンなのですが、経年でボロッボロになります。

あまり刺激すると粉が飛び散り、収集がつかなくなるので、

我々転売屋はノータッチでいきましょう。

特にひどい状態でない限り、「モルトが劣化しています」の記述もいらないです。

シャッター幕

シャッター幕はフィルム室を開けると見えます。

シャッターを切った時に、ちゃんとスムーズに動作しているかを確認してください。

また、「破け」や「穴」、「シワ」がないか確認してください。

チタン製のものは折れ曲がったりしていないかチェックしてください。

布製のシャッター幕
チタン製のシャッター幕

露出計のチェック

シャッターの次に重要な検品項目は「露出計」です。

フィルムカメラには露出計のついているものと、
ついていないものがあります。

適合する電池を用意する

少し面倒なのが、それぞれのカメラに適合する電池を用意することです。

必要になったら、その都度、アマゾンなどで注文するといいでしょう。

代表的なものは「LR44」です。

これは使う機種が多いので、買っておいてもいいでしょう。

通電するか?(電池室の腐食もチェック)

適合する電池を入れたら、露出計のスイッチを入れて、

針が振れるか、インジケーターが発光するのかを確認しましょう。

またこの時に、電池室の状態をチェックしましょう。

電池が長期間入っていると液が漏れ出て、それが端子を腐食してしまっているケースがあります。

破損を見つけたら、記述するようにしましょう。

光に反応するか?

露出系が動作することが確認できたら、

明るいところに向けたり、手でレンズを押さえたりして、

センサーが反応するかをチェクしましょう。

シャッタースピード、絞りに反応するか?

次に、シャッタースピードを変化させて、それに応じて、

露出計が反応するを見てください。

レンズがあれば装着して、絞りリングを回して、反応するかを確認してください。

シャッタースピードを遅くする→光が多くなるので、露出計はプラスに振れる
絞りを開く(F値を小さくする)→光が多くなるので、露出計はプラスに振れる。

シャッタースピードを速くする→光が減るので、露出計はマイナスに振れる。
絞りを閉じる(F値を大きくする)→光が減るので、露出計はマイナスに触れる。

精度について

こちらもシャッタースピードの精度同様、
古いカメラを扱っている以上、
そこまで厳密な精度は求められていません。

クレームをもらったこともまったくありません。

「周囲の明るさ、シャッタースピード、絞りに応じて針が振れるのを確認しました。
細かな精度は保証できませんので、ご了承ください」

といった記述で十分です。

(近日中に「説明文の書き方」の記事もアップします)

フラッシュ、AF機能

電子制御型のレンジファインダーなど

こちらは比較的、近年のフィルムカメラにある機能です。

コンパクトレンジファインダーなどについていることが多いです。

・正常に発光するのか?

・オート発光の場合は、ちゃんと暗い時に発光するか?

をチェックしてください。

AF機能はレンズを付けないとわからないので、
適合するレンズを仕入れるかしましょう。

Nikon F4などがAF機能を持っています。

もともとレンズ一体化しているものも、もちろんあります。

しっかりと手前と奥側にピントが機敏にフォーカスするかをチェックしましょう。

動作が小刻みにガクガクして不安的なものもよくあります。

中判、大判の蛇腹チェック

フィルムカメラでもっとも旨みがあるのが、中判カメラです。

中判の一部、大判カメラは蛇腹があります。

Mamiya RZ67
Wista

・穴が空いていないか?

・破けていないか?

中から覗いたり、スマホのフラッシュライトを当てて確認しましょう。

特に折り目の角が空きやすいです。

一気に覚えなくていい、得意なモデルを一個作ろう

レンズの検品と同様に、こちらも初めは項目が多くて大変に思うかもしれません。

でも一気に勉強する必要はありません。

とりあえず仕入れたカメラを一個一個丁寧に調べましょう。

ネット上にいくらでも情報があります。

まずは一つだけ、得意なモデルをつくりましょう。

そのモデルを繰り返し仕入れて、検品を繰り返すうちに、
他のモデルにも応用できるようになっていきます。

気づいたら、初見のモデルでも、なんとなく扱い方がわかるようになっていきます。

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