カメラ転売のやり方

【カメラ転売】レンズの検品について徹底解説!トラブルにならないコツも伝授

カメラ転売をやる上で、避けて通れないのが「レンズの検品」です。

比較的動作の確認がしやすいカメラのボディと違い、
カビや曇りなどのコンディションの基準があいまいで、
苦手なも多いでしょう。

今回の記事では、そんな「レンズに苦手意識のある方」でも、
自信を持ってレンズを扱うことができるように、徹底解説していきます!

レンズの検品|はじめに

今回は、まずは「レンズそのもの(ガラスの部分)」の検品について説明します。
そして、その後に、「その他の部位」についての検品を説明します。

レンズの検品

レンズの傷

まず最初にチェックすべきは、
レンズの「傷」です。

フロントレンズ(レンズの一番前面のレンズ)とリアレンズ(一番後ろのボディ側のレンズ)に傷がないか
確認してください。

おそらくヤフオクなどで仕入れたジャンク品だと、
埃やカビがついているので、それらを清掃した上で確認すると良いです。

ほとんどの場合、あまり傷は見受けられないと思います。

傷は年代の影響を受けやすいので、
やはり古いものほど多いです。

ひどいものだと割れてしまっているので、そうなるとほぼ価値がなくなってしまうでしょう。

ほとんどのものは画質に影響ない範囲の小傷だと思います。

私の体感だと、仕入れたレンズの80〜90%はほとんど傷がないです。

レンズのカビ

もっとも気にするべきはレンズのカビでしょう。

私が仕入れ推奨しているフィルムカメラ用のレンズは
特にカビが生じているケースが多いです。

問題はどの程度のものが発生しているか?、です。

一般的にレンズはフロントレンズ<中玉(中間のレンズのこと)<リアレンズの順番に、
画質への影響が大きくなってきます。

では、写真をみて、程度のイメージを掴みましょう。

これくらいひどいと画質に確実に影響します。
コレも影響する可能性が高いでしょう。
この程度だとフロントレンズだと実際はほとんど影響ないとは思いますが、
説明文には「影響する可能性がある」と記載します。

では、どうやってこの「画質に影響するかどうか」を判断したら良いのでしょうか?

実は、レンズって多少カビが生えていても問題なく撮影できてしまいます。

こういうシールありますよね?

これをフロントレンズに一個ピタッと貼ったとします。
こんなことをしても、実は画質にはほとんど影響ないんですね。
(ただしリアレンズに貼ってしまうと影響がでると思います)

要するに全部が覆われておらず、一部が隠されているくらいなら、
レンズというはちゃんと像を結ぶことができるんですね。

中学校の理科の授業でやりませんでした?

「レンズの一部を隠しても像が結ばれますね」っていうアレです。

なので、さきほどの画像で、緑で囲った部分にしかカビがなかった場合、
わたしだったら、「ほとんど影響ないと思われます」と記述します⬇︎

ただし、これの判断はある程度の経験に依ってしまうので、
始めの2ヶ月くらいはすこし慎重なくらいで記述するようにしましょう。

自分が思っている1段下のコンディションで記載するようにすると、
トラブルになりづらいと思います。

レンズの曇り

「曇り」というのは、レンズ内の生じた水分などが原因で生じるものです。

全体的に生じることが多いので、さきほどの理屈(シール理論)からいって、カビよりも厄介です。

生じていたら、濃さにもよりますが、
「影響する可能性があります」と記載した方が無難でしょう。

こんな感じで、薄い霧状のモヤが発生しているのが曇りです。

パッと自然光の下で見ただけではわからないことがほとんどですので、

iPhoneのフラッシュライトのような強い光を当てると確認しやすいです。
(※その際は気をつけて斜め横から覗くようにしてください、強い光で網膜を傷つける恐れがあります)

よほど薄いものでない限り、「画質に影響する」と判断する購入者は多いので、
控えめな記述を心がけましょう。

レンズの塵(ちり)

チリやホコリは、極美品や、美品に混入している場合があるので注意しましょう。

完璧なレンズだと思っていたのに、光を当てたらけっこう混入してて、
購入者をガッカリさせてしまうことがあります。

フィルムカメラは、なにせ古いものなので、ほとんどの場合は多少混入しているものです。

よほど大量に入っていない限り、ほとんど画質に影響しないものです。

セパレーション(バル切れ)

セパレーション、バル切れと呼ばれる症状は、見た目は曇りに似ています。

曇りと同じくレンズにとっては致命的な劣化です。

原因は内部のレンズを繋ぎ合わせている接着剤が経年変化で白く濁ることが原因です。

曇りとは違い、「気泡のような見た目」なのが特徴です。

ただ気泡が小さすぎると曇りとほとんど同じに見えることがあります。

厳密には判断できないので、素直に「バル切れか曇りのようなものが発生しています」と記述しましょう。

コーティング剥げ

こちらはレアなパターンですが、

フロントレンズに多いです。

レンズには、取り入れる光を選別するフィルターのような役割を果たす
「コーティング」が施されていることがあります。

これが経年変化で禿げてしまっているものがあります。

その他のパーツ検品

ここまでは、レンズの検品について説明してきました。

ここからは、その他のパーツについて確認してきましょう。

絞り羽(しぼりばね)

レンズの次に見るべきは、「絞り羽」です。

絞り羽というのは、レンズの絞りを決定する金属製の薄いプレートです。

真ん中にある傘みたいなパーツです。

ここに濡れたようなシミがあると動きが悪くなり、
露出がうまく調整できなくなります↓

私自身は、いままで油染みで返品などのトラブルになったことはありませんが、
発見したら、記述しましょう。

また、動作感も重要です。

油染みがなくても動きが悪い場合があります。

ひどいものだと固着して動かなくなっているものもあります。

チェック方法としては、ボディに装着して、絞りを最大まで絞ります。(F値を最大にする)

その状態で空シャッターを切って機敏に絞りが開閉するかを確認してください。

動きが悪いとちゃんと絞り切らなかったり、戻りがモターっと戻ったりします。

そうなったら、露出不良になりますので、その旨の記載が必要です。

ヘリコイド(ピントリングorフォーカスリング)&絞りリング

ヘリコイドというのは、ピントを合わせるためのレンズのリングです。

こちらの注意点は、回した時の抵抗感です。

古いものだとオイルが乾き切っており、スカスカになっていることがあります。

こうなると非常に使い勝手が悪くなってしまいます。

理想は「滑らかで、重みのある感触」です。

絞り調整リングは絞りを決定するリングです。

こちらは数値に合わせてカチカチとちゃんと動くかを確認します。

レンズシャッター

カメラには、シャッターがボディ側についているタイプと、
レンズに付いているタイプがあります。

レンズに付いているものに関しては、
ボディに装着して、
正確にシャッターが切れているのか確認する必要があります。

外装のチェック

レンズ自体の外装のチェックもしましょう。

傷だらけであったり、破損箇所があれば、その旨記載する必要があります。

ただ、ちゃんと綺麗に商品写真が撮影できていれば、
そこまで神経質にならなくても返品トラブルにはならないでしょう。

マウントの状態

マウントというのはレンズとボディをくっつけるところの金属部品です。

こちらが歪んでいたり破損したりしていると、
適切にボディに取り付けることができません。

あまり不具合は見られない箇所です。

注意事項

以上で、レンズの検品の解説は終了です。

思ったよりも確認すべき項目が多くて、びっくりされた方もいるかもしれません。

でも実際に作業してみると、比較的短時間で確認が終わるので、心配しなくてOKです。

コレクター品なのか、実用品なのか区別する

レンズの検品のコツは「コレクター向けの美品」なのか、
「撮影したい人向けの実用品」なのかはっきり区別することです。

別に「コレクター向け」とか「実用品」とか記載するわけではないですが、
買う人が勘違いしないように気をつける必要があります。

実用品を求めている人は、
正確に状態を記載しておけば、
納得してカビありのレンズを買ってくれます。

逆に極美品と謳っても、
よくよく光を当てたら曇りがあったなんてことになると
コレクターはがっかりします。

その辺を意識して説明文を書くと、トラブルになりにくいです。

素直に正直に記載する

私自身は、レンズの不具合や検品ミスで返品につながったことは
今まで本当に数える程度しかないです。

トラブルにならないコツはやはり

「正直に記載すること」です。

誤解につながるような表現や、誇大表現はやめましょう。

一時的な利益を追いかけていると評判を落とします。

また精神衛生上も良くないです。

そんなことをしなくても、
カメラ転売は十分利益が取れますので、
ドッシリと構えていきましょう。

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ざっと全体像を把握したら
まずは”できそうな作業”から着手していきましょう!